東京の税理士事務所に依頼している会社
表記の会社とは、日本で初めて医師専門の転職紹介斡旋業を始めた義弟が経営している会社のことです。この会社は東京・大阪・名古屋・博多・札幌に事業所を置き、このうち東京を本社地としています。でも大阪が事業発祥の地であり従業員数も売上高も群を抜いて最大最多です。でもこの事業を会社化した時から義弟は東京を本社としてきました。そのことについて彼自身は多くを語りませんが、或る方から聞きました。いずれこの事業を全国に展開したいので、本社は日本の中心である東京に置いて始めると。話してくれたのは義弟が顧問契約を結んでいる或る東京の税理士事務所の所長先生でした。
その所長先生、やや無粋な呼び方ですが、義弟がいつも言う呼び名なもので、じつは義弟の大学時代の恩師でして定年退官されてから出身地である東京に戻られて開業されました。義弟は開業祝いとして顧問契約を締結し、所長先生にとって初めての顧問先となりました。でも当時まだ義弟は大学を卒業後就職して4年目のことでした。おそらく既に義弟は独立開業を目論んでいたことでしょう。事実それから2年後に義弟はビジネスパートナーと共に、当時の日本では誰も手掛けていなかった新規事業を始めました。義弟が東京の税理士事務所との関係に拘る理由がお分かりかと思います。
でもそうした経緯を義弟は従業員たちには話していないようです。彼らはあからさまに、と言っても愚弟すなわち社長が居ない所で東京の税理士事務所と契約していることの不便さを口にします。一番不平不満が多いのは経理部です。税理士事務所は東京で、経理部は大阪なわけですから毎月の定期監査も面倒が多く、担当者は「東京の税理士事務所へ行って仕事したい」と口癖のように言いますが、社長は役員と営業員にしか出張を認めない方針ですから、彼のストレスは溜まる一方なのです。
2012年03月11日